スルガ銀行とのトラブル2

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 多くの方が利用されているだろうスルガ銀行を例に話していますが、他の銀行でも似たようなことは起こり得ます。単なるトラブル談ではなく、金融機関取引知識を共有できるよう、数回に分けて記事を書きたいと思います。
 住信L&Fが3月31日の繰り上げ返済を受け付けてくれることになり、3月29日18時、スルガ銀行ハウジングローンセンターで契約が始まりました。前に利用してから3年が経っているので、契約条項に不利な点が無いかどうか確認した上で、契約書類に署名・捺印していきました。
 すぐ終わるかと思ってたら、ある一通の書類がそれを妨げました。団体信用生命保険の申込書でした。地銀団信の申込書だったからです。地銀団信の枠は1億円で、これは、地方銀行協会会員の全地銀を合わせて1億円であり、その旨申込書類にはっきりと書いてありました。しかし、私は他の地銀でその枠をかなり使っており、さらにスルガで利用したら1億円を超えてしまいます。つまり、スルガが私の他金融機関での地銀団信利用状況を確認しないで、地銀団信利用前提で融資審査を通したのです。
 当初スルガを利用した際には、地銀団信ではなく、スルガ銀行と保険会社が直接契約している団信でした。ほとんどの地銀は地銀団信を使います。これは、地方銀行協会が契約者となり保険会社と契約しているものです。それに対し、都銀は都銀が契約者となり生保と直接契約します。スルガは地銀協会に入っているので地銀団信も使えるのですが、3年前の融資では地銀団信ではなく、生保との直接契約の団信を利用しました。
 それなのになぜその団信ではなく地銀団信で審査を通したのかと言えば、保険料からです。私は既にスルガが直接契約している某外資系生保の団信枠を1億円近く使っています。都銀でも普通団信枠は1億円なのに、スルガはその某外資系生保の団信を一人3億円まで使えることになっているようです。どうしてそういうことができるのかと言うと、スルガの団信申込書をお持ちの方はそこに書いてありますが、通常の死亡のみの保険の他に、がん特約付きとか、入院保証特約付きとか、そういった団信があり、これらを組み合わせることで、1億円を超える団信契約が可能になるのです。
 ただ、死亡のみの保険に比べると、色々な特約が付いた保険は保険料が上がります。保険料は金利に反映可能ですが、金利が高くなれば住信L&Fからの借り換えメリットが無くなるため、スルガ銀行は金利が高くなる特約付き団信ではなく、地銀団信利用を考えたようです。
 確かに、スルガ銀行には未だ地銀団信を申し込んでいませんでした。ゆえに、審査担当者は私が地銀団信を使えるものだと当然のように考えたのかもしれません。しかし、私が他の地銀から借りている情報はスルガ銀行に提供しており、本来、その情報を見て私の地銀団信利用状況を事前確認すべきだったのです。
 地域性の高い第二地銀は別として、私は神奈川に支店網を展開している全地銀から融資を受けています。不動産賃貸業を開業して5年以上になります。初めて不動産投資をするサラリーマン投資家とは訳が違います。それなのに、スルガ銀行の審査担当者は、そういうことに気付かなかったのかもしれません。
 私は、スルガ銀行を非難したくてこの記事を書いている訳ではありません。同様の話は他の銀行でも十分起こりうるということです。地銀団信は地銀全体で1億円、第二地銀団信は第二地銀全体で1億円、信金団信は信金全体で5千万円の枠しかありません。住宅ローンでは普通は一人1本の融資しか組みません。ゆえに、住宅ローンの延長線上にアパートローンを提供している銀行や、融資・審査担当者が住宅ローンもアパートローン・事業性ローンも同じという銀行ですと、顧客が他の金融機関で既に団信を使っている可能性があるという発想を持ち難いのでしょう。
 生保会社の受付時点では重複契約をチェックしないという噂もありますが、融資後に重複が発覚した場合にどうなるのか、保険会社は申込資料等に全体で1億円とかきちんと書いていますので、一度引き受けてもその後断ってくるかもしれません。融資実行後に団信が無くなった場合、銀行は連帯保証人も生命保険も無しで融資契約だけを維持するのか、不透明です。
 そのような訳で、私は、地銀団信の申込はできないと、断りました。その結果どうなったか、人気ブログランキングをクリックしてお待ちください。
 
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