フルローンを付けるには1

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 しばしば、フルローンで融資を受けたいという相談を受けます。フルローンで不動産投資を拡大したければ、まずは自己資金やサラリーマン向けアパートローンを使って不動産賃貸事業を始めることが重要です。
 フルローンを出すかどうか決めるのは金融機関であり、仲介不動産会社ではありません。従って、不動産会社にフルローンの付く物件は無いかと尋ねまわったり、フルローンの付く物件の紹介をひたすら待っても時間の無駄です。自分の好むタイプの物件でフルローンが出る可能性があるかどうか、金融機関に聞くのです。
 評価がどんなに高く出ても売買価格に担保掛目が入るという審査方式の金融機関では、フルローンを受けるのはかなり難しいです。担保掛目7割だとすると3割の部分について、自己資金・共同担保または与信枠が必要になりますから。また、商品上自己資金が必要とされているスルガ銀行とオリックス信託銀行はフルローンを出しませんし、それ以外の銀行でも、最低頭金何割以上と決められているアパートローンでは、フルローンは出ません。
 フルローンを受けるにはアパートローンはなかなか難しく、事業性資金融資を使うほうが有効であり、そのためには、まず最初は自己資金を出して不動産賃貸業を開業する必要があります。その上で、前段落の金融機関は除外して、金融機関の担保評価方法が自分の投資スタイルと合っているところを見つけます。
 積算重視の投資家は、積算重視の金融機関を選び、
収益還元評価 < 積算評価
の物件を収益還元評価で安く買い、金融機関で積算評価で高く評価してもらうことで、フルローンが受け易くなります。
 収益重視の投資かは、収益重視の金融機関を選び、
積算評価 < 収益還元評価
の物件を積算評価で安く買い、金融機関で収益還元評価で高く評価してもらうことで、フルローンを受け易くなります。
 同じものでも複数の評価方法により異なった価格が出るところが、不動産投資の面白いところです。それまで株式投資に専念していた私が不動産投資を始めたのは、この異なった価格の存在を知ったことにありました。次回に続きます。
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