大型マンション購入

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 法人設立のよく言われるメリットとしては、個人の所得が高い人にとっては、所得税率よりも法人税率のほうが低いということがあります。また、無職の家族を役員や従業員にして給料を払うことで、給与所得控除の分だけ節税になります。
 しかし、私の場合には独身で連帯保証人がいなかったので、個人では融資を受けて不動産を買い進めることができず、その打開策が法人設立だったのです。2007年4月に法人を作ると、その2ヵ月後、千載一遇のチャンスが訪れました。横浜市緑区で、土地が約2千平米、建物がRC築20年で約2,500平米の大型マンションが、路線価程度の売価で、また、10%を大幅に上回る利回りで売出されたのです。14時過ぎに健美家の新着情報メールが届き、私がそのメールを確認したのが20時近くでした。すぐに青木さんにその物件を調べてもらうように依頼しましたが、翌日、青木さんがレインズを調べてで元付け業者に問い合わせたときには、既に買い付けが何本も入っていて売り止めとのことでした。青木さんは、元付け業者に直接連絡すればもしかすると買えるかもしれないと言って、帯を変えず元付け業者の連絡先が記載されている販売図面を送ってくれました。
 そこで、元付け業者に電話して事情を話しました。答えは、申し込み順なのでもう受付はできないとのことでした。そこで私は、万一申し込みの方が契約しなくなった場合には連絡して欲しいと言って、名前と電話番号を伝えて電話を切りました。
 それから1週間位が経った頃でしょうか。その業者から電話があり、会って物件を案内したいというのです。申し込みを入れた人達と仲介業者を通して連絡を取ったものの、手付金が用意できないとか少し時間が欲しいとか言って契約できる目処が立たないので、石渡さんに検討してもらいたい、というのです。
 当時は三井住友銀行がフルローンやオーバーローンを出していたので、属性がある程度良ければ自己資金を持っていなくても収益不動産が買えた特殊な時期でした。そのため、手付金も出せないような人達が買い付けを申し込んだのかもしれません。あるいは、レインズ情報を見た悪質な不動産業者が、客が付くことを見込んで架空の買い付け申し込みを入れ、結局手付金を払える客が見つからなかったのかもしれません。
 私は、1年半の不動産賃貸事業の収入を、不動産取得と、経費・返済以外には一切使わずに貯めていましたので、手付金を払うことが可能でした。すぐに物元業者の代表者と待ち合わせ、現地を見に行きました。積算価値・利回りとも申し分無く、物件の印象も良かったので、私はすぐに買い付けを申し込み、契約日を決めました。
 融資はA地銀に申し込みました。連帯保証人がいれば三井住友銀行という選択肢もありましたが、三井住友銀行では、1億円を超える融資と法人への融資には連帯保証人が必須でしたので使えませんでした。B地銀はA地銀よりも金利が0.5%高いので申し込みませんでした。
 買い付け申し込みをした日の夜、A地銀の法人担当者にファックスを送ると、翌朝一番で電話がかかってきて、これから現地を見に行くというのです。物件価格が高かったので、担当者のやる気は十分でした。評価を出したところ物件価格を上回る評価額になったので、担当者は諸経費も含めたオーバーローンで審査を上げてくれました。しかし本部審査で減額され、売買価格全額のフルローンで融資承認が下りました。
 こうして、決済を迎えることができました。手付金を仲介手数料に回し、売主から引き継いだ敷金を登記費用に回し、売主から払われる日割り賃料で固定資産税・都市計画税を清算し、保険は1年契約にして、何とか資金のやり繰りができました。
 以前の記事で述べたように、マンションは税金が高いし維持費もかかるので、賃料から経費に回る分も多いのですが、規模が大きいだけに、毎月300万円以上の賃料収入が入ってきて、返済して経費を払っても100万円以上のキャッシュフローが生まれます。人生の中で一番大きな、そして良い買い物でした。
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